なんか痛い!と思ったら・・ その腰痛もしかしたら大きな怪我かも?

腰痛にもいろいろあると思います。激痛が走るような痛みだと病院に行く人も多いと思いますが、ちょっと痛いなぁくらいなら病院に行かない人もいると思います。

痛みの程度、感じ方は人それぞれですがその腰痛はもしかしたら背骨が折れているかもしれません。

今回は脊椎圧迫骨折について簡単に原因、症状、診断、治療、予防の説明をします。

 

脊椎圧迫骨折

圧迫骨折は、骨が外部からの圧力や負荷によって破壊される状態を指します。この種の骨折は、スポーツの負傷や交通事故などの外力によって引き起こされることが一般的です。また、骨がもろくなると小さな外力(椅子に座っただけ)で誘発されることもあります。

 

〇圧迫骨折の原因:

圧迫骨折は、以下のような外部からの圧力や負荷がかかることによって引き起こされます。

  • スポーツ中の突然の衝撃や転倒
  • 交通事故
  • 高所からの落下
  • 重い物体の直接的な衝突

基本的には何かしら脊柱に対して外力加えられることで生じます。

 

〇圧迫骨折の症状:

圧迫骨折の症状には、以下のようなものがあります。

  • 激しい痛み *痛みが弱い人もいる
  • 腫れや内出血
  • 骨が変形している可能性がある
  • 動かすことができない
  • 痛みや圧力が加わると増す(寝起きする時に痛みが強くなる)
  • 足のしびれや力が入らないなどの神経症

 

〇圧迫骨折の診断:

圧迫骨折の診断は、医師による身体的な検査と画像検査によって行われます。

  • 医師は症状や病歴を詳しく聞き、身体的な検査を行います。
  • 画像検査としては、X線MRICTスキャンなどが使用されます。

 

〇圧迫骨折の治療:

圧迫骨折の治療方法は、骨折の種類や場所、患者の年齢や一般的な健康状態によって異なります。

  • 軽度の圧迫骨折では、安静と経過観察(保存療法)が行われることもあります。

 この場合、腰のコルセットを装着して痛みに応じて動いていきます。だいたい最初の激痛が4~6週間程度で取れその後3ヵ月ほど鈍痛が続きます。

大事なのは神経症状の観察と頑張って動くことです。痛みが強くどうしても動けない場合は医師に相談しましょう。

  • 重度の圧迫骨折では、骨を正しい位置に戻すために手術が必要な場合があります。手術後には、固定具(骨折部を保持するためのプレートや釘)の使用や骨移植を行うこともあります。

 骨折の場所や種類、状態により手術の方法が変わってきます。手術をする場合経験のある専門の医師がいる病院で行う必要があります。

 

〇まとめ

痛み、症状の程度や原因など多岐にわたるのが圧迫骨折です。なかには気づかずに完治していたという方も多くおられます。しかし神経症状など重篤な状態に変化することもあるため、腰(背中)の違和感や痛みがある場合は医師や専門員に相談することをお勧めします。