私が思う最も怖い病気!!!症状や合併症について

糖尿病は、高血糖(血中の糖分が正常値よりも高い状態)が持続することで様々な合併症を引き起こす可能性があります。

適切な治療や血糖コントロールを行わないと、これらの合併症は進行し、重篤な健康問題を引き起こす可能性があります。

以下に、糖尿病の代表的な合併症について解説します。

 

①神経障害(神経症状)

 ●多発性神経障害:

高血糖によって神経が傷つくことで、手足の感覚が鈍くなったり、痛みやしびれを引き起こすことがあります。

 ●自律神経障害:

自律神経の調節が乱れ、血圧や心拍数の調整がうまくいかなくなることがあります。

 

②網膜症

 ●糖尿病網膜症:

高血糖によって目の網膜が傷つき、視力障害や失明の原因となることがあります。

 

③腎症

 ●糖尿病腎症:

高血糖が腎臓にダメージを与え、慢性腎不全の原因となることがあります。

 

④心血管疾患

 ●冠動脈疾患:

血管の壁が厚くなり、冠動脈が詰まることで心筋梗塞を引き起こす可能性があります。

 

脳卒中

 高血糖によって脳血管が損傷し、脳卒中を引き起こすことがあります。

 

⑥足の潰瘍

 ●糖尿病足潰瘍:

高血糖によって足の神経や血管が損傷し、足の潰瘍ができやすくなります。悪化すると壊疽(腐敗)に至る場合もあります。

 

⑦肝障害

 ●脂肪肝:

高血糖インスリン抵抗性により脂肪が肝臓に蓄積され、脂肪肝が発生することがあります。

 

これらの合併症は、特に糖尿病が長期間にわたって未治療や不適切な管理が続いた場合に起こりやすくなります。

したがって、糖尿病患者は適切な治療と血糖コントロールを行うことが非常に重要です。

糖尿病の合併症を予防・軽減するためには、以下の点に注意することが大切です。

  • 定期的な受診と検査を受ける。
  • 適切な食事と運動習慣を持つ。
  • 血糖値を定期的にモニタリングし、適切な治療を受ける。
  • 禁煙や適度な飲酒などの生活習慣を改善する。
  • 医師の指示に従い、必要な薬物療法を行う。

早期に合併症を予防・対策することで、糖尿病患者は健康的な生活を送り、合併症のリスクを軽減することができます。

次回もう少し詳しく糖尿病の予防について書いていきます。